2026年9月30日 · 4分で読めます
Typoraの画像をS3・R2にアップロードする方法
Typoraは、貼り付けた画像をデフォルトでMarkdownファイルの隣に保存します。それで困らないのは、ドキュメントを公開したり、GitHubに貼り付けたり、誰かに送ったりするまでです。そうすると画像は自分のパソコンに取り残されてしまいます。書きながら画像を自分のバケットにアップロードしておけば、Markdownをどこへでも持ち出せ、リンクの先も自分で管理するストレージになります。
aktarコマンドをインストールして接続する
Typoraのカスタムアップローダーは、画像のパスを渡してコマンドを実行し、出力されたリンクを読み取ります。aktarはまさにそのためのコマンドで、Mac版またはWindows版のAktarですでに設定したアップロード先を使います。
brew install getaktar/tap/aktar-cli # or: npm install -g @getaktar/cli
- Aktarで設定 → 連携を開き、ローカル接続を許可をオンにして、トークンをコピーします。
- ターミナルで
aktar loginを実行し、トークンを貼り付けます。 aktar upload some-image.pngで動作を確認します。リンクが出力されれば成功です。
aktarをTyporaの画像アップローダーに設定する
- Typoraの設定を開き(MacではTypora > Settings…、WindowsではFile > Preferences…)、Image(画像)に移動します。
- Image Uploader(画像アップローダー)でCustom Command(カスタムコマンド)を選択します。
- コマンドをフルパスで入力します。HomebrewでインストールしたMacなら次のとおりです。
/opt/homebrew/bin/aktar upload
自分の環境でのパスはwhich aktar(Windowsではwhere aktar)で確認できます。TyporaはターミナルのPATHを認識できないことがあるため、単にaktarと書くよりフルパスのほうが確実です。
- Test Uploaderをクリックします。Typoraが小さなテスト画像を2枚アップロードし、返ってきたリンクを表示します。
貼り付けた画像を自動でアップロードする
同じImageの設定で、When Insert…(画像挿入時)をUpload Imageに設定します。以降は、ドキュメントに画像を貼り付けたりドラッグしたりするとアップロードされ、バケットのリンクがMarkdownに書き込まれます。
ローカルの画像がすでに含まれているドキュメントには、Format > Image > Upload All Local Imagesを使います。
画像のアップロード先を選ぶ
デフォルトでは、画像はAktarのメニューバーで選択中のアップロード先に送られ、そのパステンプレートに従って名前が付けられます。Typoraの画像を別の場所に送るには、コマンドにオプションを追加します。
/opt/homebrew/bin/aktar upload -d Blog # a destination named "Blog"
/opt/homebrew/bin/aktar upload --folder docs/images # keep file names, in one folder
1行目は「Blog」という名前のアップロード先に送り、2行目はファイル名を保ったまま1つのフォルダにまとめます。出力はプレーンなURL(デフォルト)のままにしてください。MarkdownはTypora自身が書き込むので、ここでは--formatや--jsonを付けないでください。
Test Uploaderが失敗するときは
- コマンドまたはnodeが見つからない:
which aktarで表示されるフルパスを使います。Homebrew版はNodeへのパスを内部に持っているので、Typoraからそのまま動きます。npmでインストールした場合は、/path/to/node /path/to/aktar uploadの形で実行してください。 - Aktarに接続できない:ターミナルで
aktar loginを実行し、Aktarが起動していて、ローカル接続を許可がオンになっていることを確認します。 - リンクを開くとAccess Deniedになる:アップロード自体は成功していますが、バケットが公開URLで公開されていません。Access Deniedエラーをご覧ください。
よくある質問
Cloudflare R2、Backblaze B2、MinIOでも使えますか?
はい。aktarはAktarに設定されているどのアップロード先にもアップロードできます。Amazon S3、Cloudflare R2、Backblaze B2、DigitalOcean Spaces、MinIOにも対応しています。設定ガイドをご覧ください。
PicGoやプラグインは必要ですか?
いいえ。Typoraに標準で備わっているCustom Commandのオプションが、aktarを直接実行します。
アップロードした画像に有効期限を付けられますか?
はい。コマンドに--expires 30を追加すると、30日後にバケットが画像を削除します。ただし、公開するドキュメントの画像はたいてい残しておきたいはずです。